こんにちは! まったり読み人ダイナレイです。
さて、2記事目にしてすでにクライマックス!?ってなくらいに、さっそく核心に入ってまいりますw
この記事を読んでいるあなたは一刻も早く小説を書き出したいはずです。
でも、小説を書くという大冒険に出発する前に、まずは目的地にたどり着けるかどうかを地図で確認しなければ、安心して出発できませんよね。
いまの装備で出発して大丈夫なのか。徒歩でたどり着ける距離なのか。それとも電車やバスを利用しないと、とても生きている間にたどり着けない距離にあるのか。
気になりますよね?
この記事では、まずはじめに自分に自信のないあなたが陥りがちな、3つの疑問に答えていきたいと思います。
この3大疑問、なかなか身近に質問できる人っていませんよね。
例えば、もっと基本的な問題に、
「小説家になりたい」って、素直に言えない周囲の環境というのがあります。
なぜって、まず99.9999%の確率で否定的な反応が返ってくるのが目に見えてるからです。確実なことなんて何一つない職業ですからね。当然といえば当然です。
さらに、ちょっと詳しい人に、
「どうすれば小説家になれますか」
なんて訊こうものなら、
「あなたのように自分で調べないで人に訊くような人間は小説家にはなれない」
くらいに強烈な返答がポーン!と返ってきますw
ちなみに、このブログに自力でたどり着いたあなたは、大丈夫ですw
でもね、考えてもみてください。そのように答えた人を責めるのはお門違いですよね。その人は親切で言ってくれているのです。
小説家にとって、リサーチ力は命綱です。その命綱を最初から手放してしまっている人に、大成する見込みがあまりないのは本当のことですから……
その厳しい言葉の裏側の想いに、気づくことができるかできないか。
そこが小説家になれるかなれないかの、最初の分かれ目ではないでしょうか。
さて、前置きが長くなってしまいました。
3大疑問の答えを得るうちに、あなたの現在地とめざす目的地までのおおよその距離がわかってきます。
最終的には、学歴や人生経験のなさ、頭の良し悪しに関係なく、あなたも自分次第でいくらでも面白い小説を書いて、小説家になることに自信をもつことができるようになるはずです。
では、さっそくあなたの不安を解消して、現在地を確認していきましょう。
学歴なし、人生経験なし、頭もよくない、それでも小説家になれる?
結論から言えば、なれます。(キッパリ)
文芸作家の登竜門といえば、芥川賞ですが、受賞者のおよそ3分の1が大学に進学していません。つまり、中卒か高卒(または専門学校卒か短大卒)です。
確かに、早稲田・東大出身の高学歴者も多いのですが、割合的に考えると、高学歴が条件とはとても言えません。
そして芥川賞ときたら次に気になるのは直木賞ですが、こちらも同様、およそ3分の1の割合で大学に進学していませんw
割合まで一緒って、まるで神の配剤のようですね。
結論:芥川賞・直木賞受賞者を見る限り、小説家になるのに学歴は全く関係ない。
でも、頭がよくないとダメなんじゃ?
そんなあなたの心の声が聞こえます~。
ダイナレイも昔はそう思っていました。若かったんです……井の中の蛙だったんですね。
一体だれに本当の人間の頭の良さなんて測れるのでしょうか?
IQだけが頭の良さのすべてではないですよね。そして、脳科学的に言って、脳はいくつになっても進歩できると最近の研究で明らかになっています!
つまり、使えば使うほど頭はいくらでも良くなっていけるんです!
仮にいまあなたの脳みそが錆びついていても大丈夫。
小説を書いていくうちに、どんどん頭も良くなっていきます!
むしろ、頭を良くしたいなら小説を書くべきですよ~w
結論:いま頭が良くなくても大丈夫!小説を書くごとに、頭はどんどん良くなっていく!!
けれど、人生経験もなかったら……って、ストップストップ!
そんなこと言ったら、高校在学中に17歳で最年少タイ記録で文藝賞を受賞した綿矢りさはどうなるんですか?
彼女はごく普通の生い立ちで、特別な人生を送っていたわけではありません。普通の高校生にどんな特別な人生経験があるというのでしょう。
少なくとも、W成人式を迎えたダイナレイより人生経験は少なかったと言えますよ、確実にね。
彼女が小説家を志したのも、高校で太宰治を読んでからだそうですよ。
結論:小説を書くのに特別な人生経験は必要ない。ついでに年齢も関係ない。
年齢について補足させてもらえば、芥川賞の史上最高齢受賞者、黒田夏子さんは、75歳での受賞でした。芥川賞は高齢者が候補になりにくいと言われていましたが、見事に定説を覆しましたね!
芥川賞にはあまり興味のないダイナレイですが、このときの会見を見て、思わずうるっときたことは、小説家をめざすのに期限はないんだな、って改めて感激した瞬間でもありました。
まったくの初心者が、小説家になるためには、まず何をするべき?
世にあまた出版されている文章読本を要約すると、ポイントは大体3つ。
その1 読んで読んで読みまくれ!(名作を暗唱するくらいくりかえし)
その2 辞書を引け!(国語力を鍛えろ!)
その3 書いて書いて書きまくれ!
以上をひたすら、くり返せ!(笑)
もちろん、その他にも、「説明するな、描写しろ!」「紋切り型の表現を使うな!」「物語に緩急つけろ!」等々たくさんの注文をつけてくださるのですが、要約すれば、すべて上記の3つに集約されます。
要するに、文豪が云う文章修業は上の3つに尽きるんですよ。
文章道に近道も遠回りもありません。
ひたすら王道があるだけですw
ですから、もしあなたがまったく本を読む習慣がないとしたら、まずは本を読むこと。わからない言葉は、都度、辞書を引いて調べること。二重敬語や間違いやすい言葉の使い方など国語の勉強を徹底することが第一です。
そして、インプットしたらすぐにアウトプット!
読んだら書いて。
学んだら書いて。
読んで学んで書いて、読んで学んで書いて……エンドレスww
でも、シンプルですw
結論:初心者はまず、本を読んで、学んで、すぐ書こう!
インプットなしにアウトプットはできません。また、アウトプットなしにインプットだけしつづけていると、ダイナレイのように消化不良でカタツムリの歩みになりますよw
どうしたら人が面白いと思う小説が書けるの?
え~い!だんだん面倒くさくなってきたぞ。
それを考えるのが小説家の仕事じゃないのか~!
それ訊いちゃうの?
企業秘密に決まってるじゃないw 小説家がそんな手の内を明かすようなこと教えるわけないよ~。
……て、ダイナレイも思ってたんだけど。
SF作家として有名な、ディーン・R ・クーンツが、めっちゃ暴露してくれてます。
それはもう、コトコマカに……マネできんレベルw
『ベストセラー小説の書き方』ディーン・R ・クーンツ(朝日文庫・1996)
いきなり初心者はマネできないので、ダイナレイの代案を差し上げますね。タダですよ!
しかも、自力で面白さを会得できます。
Amazonカスタマーレビューを活用しよう!
1.自分がめざすジャンルで売れていてレビュー数が多い作品をチョイスします。
2.一つひとつレビューを読んで、読者が何を面白いと感じているか、声を拾います。分類して一覧にすると◎
3.読者の声一覧から、読者の多くが何に面白さを感じ、小説の中の何を読みたいと思っているのか考察しましょう。
4.さらに、自分でもその作品を読んで面白いと感じたところを書き出してみます。
5.多くの読者と自分の感じる面白さに差があるかどうかみてみましょう。
6.大きな差がなければ、自分が滅茶苦茶面白いと思った作品を何度も読み返して、分析してみましょう。(差がある場合は、自分の物差しは一旦脇に置いて、1.2.3をくり返します)
これだけでも、面白さの本質はつかめるはず。
あとは、数多くの作品に当たってみて、それぞれの小説家がどのように面白さを演出し構成しているのかを実地で学び、たくさんマネしてみるとよいです。
結論:面白さも分析すれば本質はつかめる
とかく小説の良し悪しは作家の才能に依存しているかのように捉えられがちですが、小説家たちのプロパガンダに惑わされてはいけません。面白さの裏には理論があります。それはクーンツ先生が明文化してくださってますので、ぜひ理論を学んでください。
まとめ
小説家になるのに、学歴も人生経験もいらない。年齢も関係ない。頭脳はこれから鍛えよう! また、平均以上の国語力はいるし、人生経験がない分は観察力と綿密なリサーチ、図抜けた想像力でカバーする必要はあるよw なるべく様々な体験をするのがベター。読書もそのうちの一つです。
なんだかいろいろと説明不足かなと思いますが、追々記事を足して補足していきますね。
ではまた~。